宗教法人 真宗大谷派 有隣寺

有隣寺だより

彼岸会 永代経についてのご案内

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有隣寺だより42号

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タイトル無し

有隣寺だより

お腹に抱えた
ヒリヒリは
当然のことながら
痛い
痛いけれど、熱い
だって、そのヒリヒリは
熱い願いだから。

ヒリヒリしながら、
ヒリヒリを抱えながら

笑う

いっぱい笑う

笑う 笑う
泣きながら笑っている。

ごめんなさいの
謝りが、
ありがとうの
感謝にかわっていく。

それが、繋がり
それが、出遇い

有隣寺便り          平成30年1月 

有隣寺だより

有隣寺便り 37号   うれしく たのしく おごそかに
            2018年1月 文責 有隣寺住職 祖父江佳乃

 悴むほどの冷たさに、蝋梅がつややかに春の訪れをささやいています。
お変わりありませんか。本年もよろしくお願いいたします。

難思の弘誓は難度海を度する大船   親鸞聖人『教行信証』

生死の苦海ほとりなし ひさしくしづめるわれらをば
弥陀の弘誓のふねのみぞ 乗せてかならず渡しける   親鸞聖人『高僧和讃』

 親鸞様は生きるということを「難度海」渡る事の難しい海。おっしゃっておいでです。人生を歩むことは、嬉しく楽しい事ばかりではなく、不条理なこと、悔しい事、腹の立つこと、腑に落ちないことの連続です。苦痛の中に身を置くと、生きる力を奪い取られていく感覚にも陥ります。親鸞様も様々な戦乱や飢饉に遭遇し、苦しみに翻弄されながら生きざるをえなかった方です。人生を「難度海」としるされたのは、ご自身の経験からです。ですが、その渡る事の難しい海、苦しい中を渡る「大船」となるのは、「難思の弘誓」=阿弥陀様の本願、人間のはからいを超えてあらゆるものを救済しようとはたらき続ける阿弥陀様の誓いであり、それを拠り所としていく事なのです。悲しみ、苦しみ、もがき、という現実は、それまで自身の指針となっていたものが、いつでも簡単に崩されてしまう可能性があるということです。だからこそ、「決して見捨てることのなく、何が起ころうと、どんな時でも 阿弥陀仏から願われている自身」なのだといただいていく。それが、「なむあみだぶつ。なむあみだぶつ」のお念仏です。

涙を流しても、苦しんでも、悩んでも、容赦なく次の日はやってきます。苦しみはみちあふれ、海のように果てがありません。その海に沈みゆく私たちを、阿弥陀如来の本願「南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏」のお念仏は必ず浄土へと引き渡してくれます。

そのことに自身も出遇い、その本願を一生涯かけて私共にお伝えくださったのが、親鸞聖人です。
親鸞様のご遺徳をしのび、そのみ教えをともに味わう、報恩講が今年も厳修されます。お世話かけることですが、どうぞ、有隣寺へお参りください。(報恩講、御懇志もお願いすることにございます。封筒にお名前・ご住所・懇志額を記入して、お持ちください。)

合掌の仕方
 念珠を両手にかけ、肩の力をぬいて、胸の中央に軽くつけます。手は顔の近くまで上げません。その角度は45度になります。その姿勢をたもって、阿弥陀様を仰ぎ見て、「なむあみだぶつ。なむあみだぶつ」もしくは「なんまんだぶ。なんまんだぶ」と数回お念仏をいただきます。無言ではなく、お声にあげていただきます。
阿弥陀様の本願をしみじみと形に表しましょう。

有隣寺報恩講
どなた様も ようこそお参りください。
2月17日(土曜日)10時から 有隣寺徳風幼児園 子ども報恩講
 親鸞様に「ありがとう」をつたえる日。園児みんなで、お勤めします。
  18日(日曜日)10時 13時 お勤め開始
   御伝鈔拝読  貞信寺住職 柴田信昌師   徳永寺住職 平等良香師
   説教 『念仏停止の法難』  南照寺住職 友澤秀三師  当山住職 祖父江佳乃
   両日とも有隣寺開基以来の伝統の味、お斎をご相伴ください。
報恩講準備 (お昼の用意もございます。みんなでお取り次ぎする報恩講です。)
 15日(木曜日)9時半から おみがき お掃除
 16日(金曜日)9時半から お華束つくり

春の彼岸会・永代経
3月17日(土曜日)10時から
  今日彼岸 菩提の種を蒔く日かな

省念忌説教大会
5月20日(日曜日)9時半から
  早いもので、10回目を迎えることとなりました。この座に、身を置かせていただいて10年。お育てに感謝しております。

秋の彼岸会・永代経  9月15日(土曜日)9時半から

東本願寺御正忌参拝 11月28日 御満座法要(坂東節) 有隣寺より貸し切りバスで京都御本山へ。(ご参加ください)

白蓮会 行事のない月の22日1時半より(1月・4月・6月・7月・8月・10月・12月)

年忌(御法事をお勤めされる際は、早めにご連絡ください)
一周忌 平成29年 (2017年)
三回忌 平成28年 (2016年)
七回忌 平成24年 (2012年)
十三回忌    平成18年(2006年)
十七回忌    平成14年(2002年)
二十三回忌   平成8年 (1996年)
二十七回忌   平成4年 (1992年)
三十三回忌   昭和61年(1986年)
三十七回忌   昭和57年(1982年)
五十回忌    昭和44年(1969年)

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